こちらでは、お盆に供える花のマナーや、お供えに適したお花について紹介していきます。
お盆に供えるおすすめの花
お盆はいつ?
お盆は地域によって異なりますが、一般的には毎年8月13日~8月16日の4日間です。
花を供える時の注意点やマナー
夏の暑い時期に花を供えるので、暑さに強く、花もちの良いお花を供えます。お墓に供えるお花は、左右の花立てに1対2束になるよう同じ花を供えます。仏壇に供えるお花は、花立に供える花とは別にアレンジメントを供える場合もあり、その場合は1つで飾っても問題ありません。
初盆では、白を基調としたお花を供えるのが良いとされています。2年目以降は、故人の好きな花や、色鮮やかな花などで飾ることもできます。
お盆に供えるのにおすすめのお花の種類
菊(マム)
仏事に最適な花です。花もちもよく様々な色や種類があります。花の色は、白、黄色、ピンク、オレンジ、赤、緑、紫などです。菊の種類は、茎1本に対して、花が一輪の菊(輪菊)や、茎1本に対して小さな花を複数咲かせる小菊(スプレーマム)、花の形が丸い形のポンポンマム、1輪に花びらがびっしり詰まったデコラマムなどがあります。
ユリ
香が強いお花で、お供えでは白の色を飾ることが多いです。カサブランカという種類が立派な形で、見栄え良くなります。供える時は、花粉を取り除いて、花びらに花粉が付かないようにしておきます。花もちも良いお花です。茎が太く、大きな花なので、大きな花立が必要になります。花立が小さい場合は、シベリアという品種など小さめのユリのお花をおすすめします。キリスト教では、ユリは聖母マリアの象徴とされるので、ユリを飾ることも多くなっています。初盆でなければ、ピンクやオレンジなどのユリもあるので供えても良いとされています。
トルコキキョウ(リシアンサス)
トルコキキョウは通年流通していますが、夏が季節のお花になりますので季節感のでる仏花になります。色は、白、黄色、ピンク、紫、緑です。花もちも良いお花です。茎が細いので、細い花立にも飾ることができます。
カーネーション
花もちがよく、色もさまざまあります。色は、白、ピンク、赤、黄色、オレンジ、緑などがあります。比較的安価なので、アレンジメントなどで供えるときは、費用を手ごろに抑えられます。
リンドウ
リンドウは夏のお花になります。色は青で夏の暑い日差しの中でも涼しげな印象を与えてくれるお花です。花もちも比較的良いものになります。
供えるのにふさわしくないお花の種類
棘や毒のあるお花は、供えるのにふさわしくありません。例えば故人が好きであった花がバラなどの棘のある花であった場合は棘をとって、飾るのは問題ありません。